暮らすこととお仕事することを重ねたい

小畦 雅史

小畦 雅史

施主に寄り添うスタイルでお仕事をしている建築家です。既存の建物のリノベーションなどの再活用を得意としています。 自分たちでつくるDIYの手法を組み入れ、家づくりを住み手に近づけようとする試みも進めています。

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家族写真アルバム2017できました。
昨年の家族写真。

毎年おうちの中で決まった写真を撮るのと同時に、ご近所をお散歩しつつ、この時のまちの風景を一緒に残しておきたいなと思って、写真家の片岡杏子さんに撮っていただいています。
いつも素敵な写真ありがとうございます。

こどもにとっては須磨は故郷ですからね。

何度かここにも投稿してますが、まちが変わっていくのは止められないし、必ずしもよくないことだとも思ってないです。

いろいろ考えて「無くす」「壊す」「新しくする」という選択もあったほうがいいと思います。

ただ、暮らしの記憶や、風景や、僕たちだけじゃなくて、おなじマチで暮らしている、暮らしてきた、みんなの物語が、細い糸でもいいから、昔から未来につながっていけば、もっと幸せですよねって。

今、僕はお仕事を一生懸命しています。
そのために、家族と過ごす時間は少ないです。
そのことできっと寂しい思いをさせていると思います。
妻の陽子さんにもたくさん迷惑をかけています。
申し訳なく思っています。

なので、猛烈に迷うときもあります。
なんでこんなことしてんのかなって。

だから、家族と過ごす時間やしたい暮らしと、
お仕事をとおして実現したいコトを、
知恵を絞りながら重なるようにしようとしています。

うまくいってるかはよくわかんないです。
陽子さんに聞いてみてください。
きっと愚痴が山のように吹きだしてきます。笑

まちに関わることも、淡路にいくことも、DIYすることも、お客さんのため、家族のため、自分のために、楽しめること、何か良いものを創って残せることを全体として考えてるつもりです。

このアルバムもその一つです。
ごくごくプライベートな写真が、マチの様子を残すことにつながったり、暮らしの様子が伝わったり、何かのヒントになったりすることがあるんじゃないかと。

今やろうとしていることがどんなふうに着地していくのか。
結果が出るまでにきっと何年もかかると思いますが、
きっと良いものがあとに残ると信じて。笑

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