ちょっとしたアイディアで暮らしはより楽しく♪ 埼玉Y邸プチリノベ

小畦 雅史

小畦 雅史

施主に寄り添うスタイルでお仕事をしている建築家です。既存の建物のリノベーションなどの再活用を得意としています。 自分たちでつくるDIYの手法を組み入れ、家づくりを住み手に近づけようとする試みも進めています。

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事務所で最も遠方の案件です。
埼玉県のお仕事。

陽子の幼馴染からの依頼で、
こども部屋が殺風景で、服を収納する場所も足りないし、ベッドや本棚や勉強机を置くのに使いやすく、かわいらしくなるこども部屋らしいアイディア、なんかない?と。

ついでに寝室にもかわいい飾り棚が欲しいし、玄関も、夏かぜを通せるように網戸を付けたい。
リビングにくっついている和室もなんとなく閉塞感あるから何とかなんない?

というちょっと何とかしたいけど、かといって誰に頼んで、どうやって解決したらいいかわかんない!という内容でした。
まさにプチリノベーションの領域で、設計士のようにオーガナイズできる技術を持っていないと解決しずらいんですよね。

こども部屋は黒板壁と固定式のオープン棚と可動式のオープン棚を設置し、ハンガーパイプも高さを変えて設置できるものを設置しました。
勉強机もお部屋にあった使いづらいニッチに作り付けの机を設置。

寝室には黒皮鉄のブラケットに白塗装した構造用合板の棚板。

玄関は折り畳みの網戸を設置し、床に傷をつけたくなかったので、上吊式で軽いものを大工さんにつくっていただきました。

和室は壁を一部潰して引き込み式の襖を設置し、全部開ければリビングと一体的に使えるように改善しました。

ちょっとしたことなんですが、おそらくぐーんと暮らしが楽しく、楽になったのではないかと思います。

家族のちょっとした楽しみや悩みの解決に。
プチリノベーションの手法、ぜひ考えてみてくださいねー。

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