古材のリユースでコミュニティカフェをリノベーション TRUNK DESIGN KOBE SHIOYA
神戸市塩屋にある元コミュニティカフェをリノベーションしたカフェ兼デザインショップ。
コミュニティカフェの前は眼科で、前のカフェの時にはほぼ仕上げを変えずにそのままの状態で使用していましたが、今回のリノベーションではできるだけ印象を変えるように工夫しています。
インテリアデザインのイメージづくりはオーナーのTRUNK DESING堀内氏、施工はBBQカーペンターの増田氏との協働です。
TRUNK DESIGNは神戸市垂水区にあるデザイン事務所で、兵庫県内の地場のクラフト産業の振興と発展的な存続を目指して組み立てられた「Hyogo Craft」や、太子町のマッチ製造会社「神戸マッチ」と淡路のお香を組み合わせたマッチ型お香「hibi」などのプロジェクトを展開しており、このショップ兼カフェはアンテナショップや各種イベントのためのスペースとしても構想されています。
(TRUNK DESIGN KOBE SHIOYA について詳しくはコチラ)
インテリアには、前出の「神戸マッチ」の解体される工場から救い出された味のある建具や壁に使用されていた焼き杉板を使用しており、新規木部は兵庫県産材を使うことで温かみのある空間をつくっています。
縁のある企業の、たくさんの人の思いや歴史が詰まった工場空間の断片を、一部でもいいから引き継ぎ、残して活用したい。
それが、ともに「hibi」というプロジェクトを進めている仲間のTRUNK DESIGNの空間で実現されている点が、とてもシンプルですが素敵だなと感じます。