商店街の漬物難民を救え!? 灘中央市場 漬物茶屋たけちょう

小畦 雅史

小畦 雅史

施主に寄り添うスタイルでお仕事をしている建築家です。既存の建物のリノベーションなどの再活用を得意としています。 自分たちでつくるDIYの手法を組み入れ、家づくりを住み手に近づけようとする試みも進めています。

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神戸市灘区 灘中央市場。

とても元気な水道筋商店街に隣接した市場で、焼き豚の名店やプロが三宮から買いに来る魚屋さん、昔ながらの乾物屋さんやお茶屋さん、和菓子屋さんなどががんばってらっしゃいますが、市場の中はシャッター街になってしまっています。

そんな灘中央市場で、なくなってしまった漬物屋さんを復活させるというプロジェクト。
もともとは水道筋商店街を舞台にして行われた「リノベーション起業カレッジ」というビジネスコンペ的イベントの題材となったのが、水道筋界隈に一軒もなくなってしまった「漬物屋さんを復活させる」でした。

このイベントにご夫婦でご参加されていたお施主さん。
僕はイベントの主催側スタッフとしてかかわっていたのが出会いです。

このイベントを経て実際にお店を出されることを決断されてのお仕事でした。

このご夫妻とも、水道筋商店街にお友達がたくさんいらっしゃって、お店づくりそのものも、とてもたくさんの方に応援していただきました。

リノベーションパーティには丸一日で延べ50人ほどの方が入れ代わり立ち代わり集まる大混乱(笑)
廻りの方にとても愛されているお二人です。

お店は漬物やさんとはいえ既存のスタイルではこれまでに閉店を余儀なくされたお店と同じようになかなかご利用いただけないだろうことは明白だったので、イートインを設けお酒も飲める飲食店を兼ねるお店とされています。

和の雰囲気というよりは少し高級なカフェのイメージが出るように黒板壁とバラ板を白く塗るモノトーン配色と厨房は杉板張りのボックスのような雰囲気となるようにデザインしています。

コチラのランチはとても体に優しくておいしくて、食べた日は体調がよくなります。

2階は食にまつわる寺子屋イベントや映画上映イベントなどをご自分で主催され、イベントスペースとして活用されています。

みなさまもぜひぜひ♪

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