洋風のお部屋だけどタタミで寝たいし珪藻土塗って湿気も取りたいんです　芦屋I邸

築40年の分譲マンションの一室。

和室を洋室に改装してあるけど、やっぱりタタミの上で寝たいんだ。
それに古いマンションだから断熱がなくて冬の結露を何とかしたいんだ。

そんなご要望でした。

間取りかえるほどでもないし、仕上げを業者さんに変えてもらうほどでもない。
でも要望は満たしたいなー、っていうご依頼でした。

じゃ、珪藻土DIYで塗って、タタミベッドを大工さんに家具としてつくってもらいましょう。
ということでできたプチリノベーションプロジェクトです。

珪藻土って、メーカーさんのHPとかだと結露抑制に効果あるって書いてるけど実際どこまで効くのかは半信半疑な部分もあります。
僕が経験的にわかっているのは「少なくとも珪藻土を塗った壁面については結露は全くつかない」ということです。
なので、冬場に壁がひやーと冷たくなる外に面した壁面や押し入れの中なんかは明らかに効果があります。
そのかわり、塗っていない温度の低いか所に結露が集中する恐れがありますので、どこにどう塗るかは注意が必要です。

珪藻土DIY、左官作業は一人でやるとまるで修行のように(笑)つらいときがありますが、お友達でわいわいやると一日で終わってしかもレクリエーションとして楽しめます。
このときは具を持ち寄っておにぎりパーティを兼ねたリノベーションパーティ。

お施主さんはこのマンションからご新居に引っ越されていますが、一緒にタタミベッドも解体して連れて行って下さったようです。
問題なく使用していただいているようで、一粒で二度おいしいタタミベッドでした。