丸見えのフェンスと味気ない擁壁を何とかしたい 千里山O邸外構

小畦 雅史

小畦 雅史

施主に寄り添うスタイルでお仕事をしている建築家です。既存の建物のリノベーションなどの再活用を得意としています。 自分たちでつくるDIYの手法を組み入れ、家づくりを住み手に近づけようとする試みも進めています。

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阪急千里山から徒歩10分。
目の前には保育所があり、日中には子どもの声が聞こえる賑やかだけど、静かな住宅地の一角です。

立地と間取りが気に入って、売り建て住宅をご購入され、お引越しされて2年がたっていました。

道路とおうちの間はネットフェンスで仕切られていて、コンクリートの擁壁がむき出しの外構。
このままでもいいんだけど、おうちの中から道路がまるみえなのが少し気になるのと、植物飾ったり、植えたり、ちょっとおうちの外廻りに手を入れていくのを楽しみたい。
そんなご要望でした。

じゃあ、道路から見えにくい高さまで板塀にして、それを下に伸ばしてコンクリートを隠しちゃいましょう。
ついでに四角の窓をつくって、植物なども飾れるように。
小さな前庭はあまりごちゃごちゃと作りこみすぎず、シンボルツリーとしてジューンベリーを1本たてて、後は植栽で埋め尽くそうという計画です。

住まい手さんは植物を飾ったりモノを配置するのがとても上手なので、棚をつくるだけで表現の幅が広がります。

日々の暮らしの中で、ちょっとかわいく植物やモノを飾る。
つくった後も楽しめるようなしかけ。
ちょっといいですよね。

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