お庭に自転車置き場欲しいけどアルミじゃなく木でつくりたい♪

小畦 雅史

小畦 雅史

施主に寄り添うスタイルでお仕事をしている建築家です。既存の建物のリノベーションなどの再活用を得意としています。 自分たちでつくるDIYの手法を組み入れ、家づくりを住み手に近づけようとする試みも進めています。

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須磨のご近所に住む同年代のご家族。
6歳と4歳の娘さんがいらっしゃいます。

船乗りだった奥様のおじいさんがお住まいだった、
海外から輸入された2×4の平屋を引き継いでお住いになっています。

お庭がとても広くて、
毎日一生懸命素敵なお庭になるようにお花を植えたり、
ごろごろしている石をどけられたり。
芝生を敷いてみたり、
畑をつくってお野菜を植えてみたり。
娘さんのためにブランコをお庭に生えている木に結んでみたり、
デッキテラスや木製テーブルで蚊に刺されながらお茶を飲んでみたり。笑

試行錯誤しながら暮らしをつくられている姿は、
見ているコチラまで楽しくなってきてお話ししてみたくなります。

そんな奥さんからご連絡があって。

「お庭に雨の日に洗濯ものも干せるような自転車置き場をつくりたい」
「今後もいろいろつくれるようになりたいので道具の使い方を教えてもらいながらDIYでつくってみたい」

というご依頼でした。

なんて素敵なお話しでしょう。笑
こんな風に楽しみながらこつこつ暮らしをつくっている方のサポートなら喜んでやりましょう。

ということで、
お話をお聞きして、
自分でつくれて、かつ安全な構造を考えてスケッチを起こし、
DIYレクチャーのスケジュールを考えながら進めました。

1日目:材料買い出しと基礎づくり
2日目:柱・梁のフレーム作成
3日目:屋根構造と屋根トタン張り
4日目:塗装と壁板張

それぞれレクチャーと一緒に作業を行い、
その日の作業の残りをインターバルを3日間とって、
その間に宿題形式で行う方式をとりました。

終始にこにこと作業を楽しんでくださって、
とても素敵な自転車置き場ができました。
平屋の母屋と、お庭の大きく育った柿の木が良く似合う、
かわいらしい小屋のような自転車置き場です。

毎日お仕事に行くときに前を通るのですが、
目にするたびにほくほく幸せな気持ちにさせてもらえる、
嬉しいお仕事でした♪

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