「地もの」をとことん味わう料理屋 神戸元町 なん天リノベーション

小畦 雅史

小畦 雅史

施主に寄り添うスタイルでお仕事をしている建築家です。既存の建物のリノベーションなどの再活用を得意としています。 自分たちでつくるDIYの手法を組み入れ、家づくりを住み手に近づけようとする試みも進めています。

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神戸元町駅から北へ10分ほど歩いた県庁前に「地魚・地野菜・地酒 なん天」はあります。

地ものと聞くと、おいしいし、まつわる話もとても楽しめたり、いいところがたくさんあるけどお高そう、というイメージがなんとなくありますが、この「なん天」さんは違いますよ!

「良いものをお手頃な価格でたくさんの人に食べてもらいたい!」という店主楠本さんの心意気で、リーズナブルに最高においしい料理がいただけます。

この姿勢、ほんとに共感できるんですよねぇ。

僕もいつも意識しています。
良いものは高いのではなく、工夫次第でリーズナブルにできるのだから、よいものに触れる機会を、できるだけたくさんの人に得ていただきたい。
そんな気持ちで、「建築士・建築家の技能」をできるだけ多くの方にしっかり活用していただけるように、サービスの組み立てを考えているところです。

そんな楠本さんのお店、頑張るしかない!

ということで、今僕ができること、めいっぱい詰め込みました。笑

地ものにこだわるお店なので、木材はすべて宍粟の県産材。
建具は西宮市船坂にある古材問屋明木さんにお願いして、たまたま発見した今はなき老舗旅館「播半(はりはん)」で使われていた御簾戸など、数々の古材建具を使用させていただきました。
名栗加工された内部の壁板と入口取っ手、サクラの自然木はいつもお世話になっているシェアウッズの山崎さんから。
そして、壁の珪藻土は常連のお客さんと店主による左官DIYで仕上げています。

物語の詰まったてづくりの暖かな空間で、店主の思いやりがこもった質の高い地もの料理を味わうなんて、めっちゃ贅沢ですよね。

食べログ評価は驚異の3.52(2018.9,7現在)!

なん天さんの食べログはコチラ

みなさんもぜひぜひ!

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