壁一面のりんご箱でできた本棚があるコワーキングスペース こみサポ「105」 DIYリノベーション

小畦 雅史

小畦 雅史

施主に寄り添うスタイルでお仕事をしている建築家です。既存の建物のリノベーションなどの再活用を得意としています。 自分たちでつくるDIYの手法を組み入れ、家づくりを住み手に近づけようとする試みも進めています。

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村野藤吾設計の西宮市商工会議所。
その3階に、2016年に10周年を迎えたNPO法人コミュニティ事業支援ネット、通称「こみサポ」はあります。

内部は村野藤吾らしい凹凸のある形状で、リズミカルにとられたフルハイトの窓が室内を明るくしています。

設立10年を機に今までの事業内容を振り返って整理し、今後の10年に向かって新たなスタートを切るために、ロゴの新設や周年冊子の作成と同時に、コワーキングスペースとしてオフィスをリノベーションされる際に設計とDIYサポートをさせていただきました。

周年記念なので、記念になるような設計内容かつコストダウンかつリノベプロセスを豊かにするために、たくさんのアイディアを詰め込んでいます。

かかわりの深い、尼崎中央卸売市場から廃棄物として処理されることが一般的なりんご箱をレスキューし、壁面一面の本棚としたり、
今まで関わってくださった皆さんにも、新しく生まれ変わるプロセスに参加してほしい!ということで、盛りだくさんのDIYメニューを盛り込んでいます。

DIYでやった作業は、
・壁、天井のすべてを塗装
・木部のすべてをウレタンニス塗装
・りんご箱で可動式本棚什器作成
・折り畳み事務机の天板を木製天板に取替

そして作業後はみんなでお鍋!
総勢延べ80人で一日で完成させるというカオス!

とても楽しかったです♪

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