元眼科を将来カフェができるリビングダイニングにDIYリノベーション 水道筋Y邸

小畦 雅史

小畦 雅史

施主に寄り添うスタイルでお仕事をしている建築家です。既存の建物のリノベーションなどの再活用を得意としています。 自分たちでつくるDIYの手法を組み入れ、家づくりを住み手に近づけようとする試みも進めています。

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神戸市灘区水道筋商店街から歩いて5分。
元眼科併設住居の眼科部分をリビングダイニングにリノベーションする2世帯住宅のプロジェクトです。

お施主様はビルオーナーの娘さん。
1階は自分たち夫婦のリビングダイニングで、元イタリアンシェフの旦那さんとともに将来カフェに転用も可能なようにリノベーションしたいというオーダーでした

ご夫婦ともにアート系大学をご卒業され、もともと手を動かしてのものづくりがお得意だったこともあって、屋内の仕上げは壁・床はすべてDIYでの仕上げが可能な素材を選びました。
DIYは孤独で単調な作業になって苦しくなることもままありますが、イベント形式で準備をおぜん立てし、楽しく、満足できる作業になるようにリノベーションパーティとしてプロセスのプロデュースをさせていただいています。

全3回のパーティ。
この時はお施主様が得意とされるプロ顔負けのスパイスカレーを各回2種類ずつの計6種類を、みんなで食べる現場ランチとして楽しませていただきました。

(お施主様の感想インタビューはコチラ

壁は珪藻土左官作業、黒板塗料の塗装、ペンキの塗装、キッチン壁はタイル張りと4種類の仕上げもすべてDIY。
床は西粟倉「森の学校」のユカハリタイル・スギの置床仕上げとしています。

竣工後もご自分で収納棚を壁一面にDIYされたり、倉庫内を収納しやすいようにミリ単位で棚設置をカスタマイズされたりと、どんどん進化していくおうち。
次にお伺いできる時が待ち遠しくなります。

 

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