「はたらく」について考えてみる

小畦 雅史

小畦 雅史

施主に寄り添うスタイルでお仕事をしている建築家です。既存の建物のリノベーションなどの再活用を得意としています。 自分たちでつくるDIYの手法を組み入れ、家づくりを住み手に近づけようとする試みも進めています。

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昨年の夏頃の話。

高校生の皆さんに建築家のお仕事についてお話してきました。

はじめは、どこまで伝えられるかわからないし、間違って受けとめられるかもしれないけど、ある種のイメージを破壊できれば成功かなーと考えておりまして。

で、なんか焼いてる写真から始まる建築家のお仕事プレゼンです。
なんかおかしい。笑

みんなの感受性を信じて、ありのままに、楽しく、やってることお話してきました。

で、1か月後。

その時の生徒さんの感想を先生が送ってくださいました

建築っていってもいろんな仕事があるなー、とか、そんな仕事のしかたあるのかー、とか、正しく混乱していただこうと思って、あえて「とにかく好きなことやって楽しいよ!」ってのが伝わるように話してきました。

自分が高校生のときのこと考えたら、進路や職業について考えるときに、ちゃんと考えなきゃって緊張したり、固く考えたり、不安になったりしてたような気がします。

マジメな普通の子ほどそうなるんじゃないかな。

でも、結局は好きなことや興味あることを手放さずに持ってた方がたどり着く場所は自分にとってとても納得がいくように思うのですよね。

「職業」を「選ぶ」と考えるより、「好きなもの」や「興味あるもの」の延長線上に「みんなが僕にしてほしいこと」があると考えた方がいいんじゃないかと。

僕がおもしろいなーとか、すげーなーと思う人たちは、何屋さんだと一言では言えない人ばかりなのですよね。

大工さんも、左官屋さんも、ケーキ屋さんも、公務員さんも。

自分の中の「好き」や「気になる」をスルーしないでいられれば、それが「個性」になる、という仮説。笑

みんなみんな、自由にお仕事ができると、楽しく暮らせますよねぇ。笑

 

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