おおきな柿の木のお庭で楽しむ コラム03:雑草抜きをしながら思う「タネ」と「ネ」のはなし

古原 理紗

古原 理紗

大きな柿の木があるお庭つきの家に住む子育て中の主婦。住まいの一部として、居心地の良い自然な雰囲気の庭を目指しながら、イメージと現実のギャップを埋めるべく、試行錯誤しながらお庭とつき合っている日々を綴ります。

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抜いても抜いても生えてくる雑草ですが、以前は、ただ生えている状態がよろしくないから抜くといった義務感でした。(気持ちは、抜くのがめんどくさい)

 
でも今は、少し変化してきて、“種がついてきた、危ない!今やっておかないと翌年、爆発的に増えてしまって大変。今のうちに対策しておきたい。”という使命感で抜いています。(気持ちは、やらなきゃ、やりたい)
 
種がつき、それがこぼれ、風に乗って、広がり、発芽するというイメージが身につき、未来へ向けての行動になりました。
 
抜く時も、以前はやっつけ仕事のように道具を使ってしていましたが、今は根っこから抜けばいいという問題でなく、種がついてしまっているものは、種を飛び散らさないように、静かに素早く、ほぼ素手で抜くことを選びます。
 
これは、主に1年草の種で増えるタイプの話ですが、他にも色んな雑草があり、地下茎で広がる、こぼれ種でふえる、両方兼ね備えるタイプもあります。草丈があり、見た目が荒れ地のようになるもの、地面近くで広がるもの、時期もそれぞれ、抜きやすいもの、抜きにくいもの、可愛い花をつけるものなど色々あります。もともと雑草という名前ではなく、それぞれに名前があるので、色んなタイプがあって当然ですが、丈夫さと繁殖力が凄すぎるという共通点に納得です。
 
繁殖力、パンダや人間と大違い・・・。とか思いながら、生命力を感じながら、大きくならない内に“芽をつんでおこう”とはこういう事か。とつぶやきながら、雑草抜きをしています。
 
ねこじゃらしなんかも、全部種、たんぽぽの綿毛も・・なんですよね。
 
今までは、植物の花や葉しか見ていませんでしたが、庭いじりをするようになり、種や根のことに思いを馳せるようになってきた今日この頃です。

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